アパート経営に必要な資格とは?最低限勉強しておきたい4つのこと

アパート経営に必要な資格とは?最低限勉強しておきたい4つのことアパマン経営

「アパート経営を考えているが、まったくの素人にできるんだろうか?」
「アパート経営に必要な資格には、どのようなものがあるんだろう?」

アパート経営は多額の資金を必要とする不動産投資ですから、初心者の方が、そんな不安を感じるのは無理もありません。

不安を解消するには、不動産関係の資格を取得するのもひとつの方法です。
資格が取得できるか否かにかかわらず、アパート経営に関する勉強をしておくのは、けっして無駄にはならないでしょう。

では、具体的にどのような資格を取って、どのようなことを勉強すればよいのでしょうか?
今回は、アパート経営に役立つ資格と勉強しておくべきことを解説します。

アパート経営に必要な資格はありません

結論から言うと、アパート経営に必要な資格はありません

不動産業として、不特定多数に売買するなら宅建免許が必要ですが、一般的なアパート経営にはオーナーが何か資格を求められるということはないからです。

入居者募集や接客、契約行為からクレーム処理まで基本的には管理会社が行います。実務を考えてもアパート経営者に資格がなくても大きな支障はないでしょう。事実、なんら資格を持たずにアパート経営している人は少なくありません。

 
とはいえ、アパート経営には専門的な知識を必要とする場面もありますので、資格を持っていたほうが心強いことはたしかです。

厳密にいうと、「資格」が重要というよりは、資格を取得する過程で得る知見が重要となります。その点は勘違いしないでおきましょう。

 

アパート経営に有利な資格6選

アパート経営と関係のある 資格はいくつかありますが、資格取得までの難易度と、その資格から得られる知見を考えると、以下6つの資格がおすすめです。

  • 宅地建物取引士(宅建士)
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 不動産実務検定
  • 住宅診断士(ホームインスペクター)

これらの資格内容や、資格取得までの過程で学べること、難易度などを解説していきます。

 

宅地建物取引士(宅建士)

宅建士は不動産資格の基本と呼べる資格であり国家資格です。
このように幅広い内容を学ぶことができます。

  • 土地の地積や地目と建物の構造や種別
  • 不動産に関係する権利や法令上の制限
  • 不動産に関する税金や価格評定に関すること
  • 不動産に関連する民法

取得難易度は5段階中3程度で、勉強時間は半年ほど必要です。
宅建士は、宅建業を営む法人でも「○○名在籍する」という義務があるくらい、不動産業界でもメジャーな資格です。

不動産の売買契約を結ぶときの重要事項説明(重説)や、契約書への署名は宅建士の資格がないとできません。宅建士の資格を持っていると、アパート経営の中でも「不動産の法律」「税金」が特に役立つでしょう

たとえば、エリアによって建築できる規模の規制があったり、賃貸時に税金がかかったりしますが、宅建士を持っているとそれらが理解がしやすくなるでしょう 。

 
宅建士は国家資格のなかでは比較的取得しやすい資格ですが、合格率は15%くらいと、けっして安易に取り組んで合格できるわけではありません。下記記事で解説していますが、合格するにはそれなりの準備が必要です。

宅建士に一発合格する人に共通する15の特徴
宅建士に一発合格する人とそうでない人の違いはどこにあるのでしょうか?宅建士の合格割合は平均15%とけっして高いものではありませんが、一発合格した人には15の特徴があります。宅建士の受験前に自分に当てはまるかどうか、ぜひ確認してみてください。

 

ファイナンシャルプランナー(FP)

FPは国家資格と民間資格が混在しており、どちらも学ぶことは変わりません。

FPは3級~1級まであり、難易度は5段階中2~4で、勉強時間は3か月~1年ほど。アパート経営に活かすレベルであれば、難易度3のFP3級程度の取得が望ましいでしょう。

FPになるためには、このようなことを学びます。

  • 資産設計提案業務
  • 個人資産相談業務
  • 資金計画の立て方やリスク管理
  • 金融資産運用の運用方法
  • 不動産、相続・事業承継について

FPは不動産に特化しているわけではなく、「お金」全般のことを学びます。

「税金」「キャッシュフロー」を学ぶことができ、アパート経営においては将来的な収支計算などに活かすことができます。ただ、不動産の建物や管理、法令に関する知識は得られません。

 

マンション管理士

マンション管理士は国家資格であり、難易度は宅建士より少し難しい5段階中4で、勉強時間は1年~3年以上は必要です。

資格取得を目指す過程で、このようなことが学べます。

  • マンション管理全般
  • 管理組合全般に関すること
  • 修繕計画など建物や設備に関すること

マンション管理士は、マンションの管理に特化した資格なので、アパート経営の場合は物件取得のフェーズというよりは、物件購入後の管理のフェーズで役に立ちます。

たとえば、管理会社に策定してもらった修繕計画を確認するときや、管理方法を依頼するときなどに活きてくるでしょう

とはいえ、アパートはマンションのように「管理組合」を組成してしっかりと管理するケースは少ないです。アパート経営においてマンション管理士の取得は、費用対効果が高いとはいえません。

 

管理業務主任者

管理業務主任者は国家資格であり、難易度は宅建士と同じレベル5段階中3です。

内容はマンション管理士と似ており、マンション管理全般のことを学びます。
この資格は、管理受託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必須なので、マンション管理会社の勤務者は持っておきたい資格です。

不動産業者は宅建士を取り、マンション管理業者は管理業務主任者を取るようなイメージです。

資格取得で得られることは、マンション管理士と共通点が多いでしょう。
マンション管理士より難易度が低いので、アパート管理を学ぶならこちらの方がおすすめです。

 

不動産実務検定

不動産実務検定 は民間資格で 、難易度はレベル5段階中1と易しい資格です。

旧大家検定と言われるくらいなので、以下のようにアパート経営者に必要な最低限の知識を得ることができます

  • 入居者が決まらない場合の空室対策
  • コストをかけないリフォーム方法
  • 賃貸運営ノウハウ
  • 税金対策
  • 競売、借地取引について

資格は2級、1級、マスター認定と3段階ありますが、アパート経営をする上では2級を取得すれば十分でしょう。

12時間の講習を受けるだけなので、取得までの時間もかからずアパート経営者には適しています。

短時間ながらも、具体的なアパート経営を学ぶことができるでしょう。

 

住宅診断士(ホームインスペクター)

ホームインスペクターは民間資格で、難易度は5段階中2~3程度です。

ホームインスペクターの資格取得の過程ではこのようなことが学べます。

  • 住宅に関わる建築の法規や実務範囲
  • 木造住宅、マンションの主に構造
  • 住宅の給排水など設備面
  • 木造住宅、マンションの施工や劣化に関すること
  • 木造住宅、マンションの劣化の判断に関すること

ホームインスペクターは建物を調査するので、建物の質に関して詳しく学べます。

そのため、物件選びの際に自ら調査することもできますし、仮に不具合があったときにも自ら調査し補修依頼できる点は、アパート経営にも活かせるでしょう。

 
2018年4月の改正宅建業法施行により、ホームインスペクションに関する斡旋の可否などの説明が不動産業者に義務化されました。

ホームインスペクションとは、ホームインスペクターが中立公正な第三者的立場で、建物の劣化状態、欠陥の有無、改修すべき個所やその時期、概算費用などを診断するサービスのことをいいます。

詳しくは、下記記事で解説していますが、今後ますます注目度が高まっていく資格といえるでしょう。

ホームインスペクションとは?費用相場は?不動産業者に義務化された住宅診断の告知と紹介・斡旋
2018年4月の改正宅建業法施行により、ホームインスペクションに関する斡旋の可否などの説明が不動産業者に義務化されました。ホームインスペクションの費用相場は、目視による一次診断で5~6万円程度、詳細な診断を行う二次診断では10万円以上になることもあります。

 

アパート経営するなら最低限勉強しておきたい4つのこと

アパート経営するなら最低限勉強しておきたい4つのこと

前項の資格で勉強できる内容を踏まえ、アパート経営するなら以下の知識は持っておきたいところです。

  • 不動産に関する法律の知識
  • 税金に関する知識
  • 建物に関する知識
  • 経営に関する知識

 

不動産に関する法律の知識

不動産の法律知識とは具体的にはこのようなことです。

  • どこにどのような建物が建てられるか
  • 建築の規制はどのようなものがあるか
  • 越境や境界など近隣に関わること

これらは、物件選びのときにも役立ちますし、経営中のトラブル回避にもなります。法律の知識は、全般的に宅建士、次点で管理系の資格で学ぶことが可能です

 

税金に関する知識

アパート経営で必要な税金に関する知識は、主に賃料収入から得られる不動産所得がメインになります。

税金に関しては不動産系の資格ではそこまで踏み込まないため、FPが最適で、次点で不動産実務検定になるでしょう。

宅建士でも税金は少し学びますが、FPは収支計画やキャッシュフローも学べるので、税金やお金に関しては断トツ学べる資格です。

 

建物に関する知識

アパート経営に必要な建物に関する知識とは、具体的にこのようなものです。

  • 建物の修繕や管理
  • 劣化の補修やリフォーム
  • 素材ごとでの性能の違い

このようなことを知っていれば、アパートがなるべく劣化しないような修繕計画や、劣化したときに適切な補修ができます。管理系は管理系の資格、その他はホームインスペクターの資格がこの分野は強いです。

経営に関する知識

経営に関する知識とは、具体的にはこのようなものです。

  • 空室時にはどのような対策があるか?
  • 滞納時のトラブル対策は?
  • 管理会社の選び方や利用方法は?

このあたりは、アパート経営者は具体的に知っておくべきことであり、不動産実務検定でしか学べません

とはいえ、12時間の短時間講習なので、あとは実際にアパート経営をして知見を養う必要はあります。

 

アパート経営の疑問点や不安なことはセミナーで解消

アパート経営の疑問点や不安なことはセミナーで解消

知識や経験不足からアパート経営に二の足を踏んでいる方は、資格取得を始める前にセミナーに参加してみるとよいでしょう。

不動産投資セミナーの中には、すでにアパート経営中のオーナー向けのものから未経験者向けのものまで、毎月数多く開催されています。

まずはセミナーで疑問点や不安に感じることなどを解消してみてはいかがでしょうか。ひょっとすると、「資格勉強をする必要がなくなった」と思えるかもしれません。

なお、セミナーをお探しの際には、LIFULL HOME’Sの不動産投資セミナー検索を利用するとよいでしょう。豊富なセミナー情報の中から、開催日程やエリア、お悩みのテーマなどから横断検索できるので便利ですよ。

 

アパート経営のために、自分に合った適切な資格を取得しましょう

ご紹介したように、資格の種類によって学べることは異なります。

実務だけを短期間で学びたいなら不動産実務検定、全般的に学びたないら宅建士、管理・運営を重視したいなら管理系の資格取得がおすすめ。また、お金に関することはFP、建物に関することはホームインスペクターが最適です。

 
なお、資格取得を検討するなら「フォーサイト」の講座を確認しておくとよいでしょう。不動産系の資格に強く、コスパの高い通信講座として定評があります。

とくに宅建の通信講座の評価は高く、2018年にはオリコン顧客満足度調査の『通信講座 宅建』にて1位を獲得しています。

 
このように資料を集めた上で、自分が欲しい資格と取得までの所要時間などを考慮して、取得するかどうか判断してください。

以上、アパート経営に必要な資格とは?最低限勉強しておきたい4つのこと…でした。

 
参考リンク:

アパート経営のメリットとデメリットを確認しておきたい…という方は下記記事も参考に。アパート経営が土地活用として優れている点と、注意しておきたい点を解説しています。

アパート経営・マンション経営における6つのメリットと9つのデメリット&リスク
アパート経営やマンション経営は代表的な土地活用ですが、大きな初期投資が必要なので慎重に考えたいですよね。本記事では、アパート経営やマンション経営のメリット・デメリットやリスクを解説します。しっかり確認して判断を間違えないようにしてください。
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