家(マンション・一戸建て)の売却を成功させる内覧のコツ23選【居住中でも問題なし!】

不動産の売却を成功させる秘訣のうち、大きなカギを握るのが購入検討者が家にやって来る「内覧」です。家の購入を検討している人は「全員が内覧をする」といっても過言ではないプロセスです。

まさに、「内覧における売主の対応は成約のカギを握っているのでは?」と考えられますが、はたして どのような対応を心掛ければいいのでしょうか。

今回は不動産の売却活動のヤマ場である内覧の、

  • 内覧とはどういう意味を持つプロセスなのか?
  • 内覧の流れとは?
  • 内覧前はどのような準備が必要なのか?
  • 内覧にやってくる人はどこを見ているのか?
  • 内覧をうまくこなし、成約するためのコツとは?

こういった疑問について、すべて詳しく解説します。
これから内覧を控えている売主さんも、将来売却を予定している売主さんも必見です!

目次

周到な内覧準備が高値売却につながる

いよいよ、あなたの家(マンション・一戸建て)に購入検討者が内覧に来ます。
売主としてどのような準備をしなければならないのか、また、購入検討者はどういうところを見るのか、について説明します。

内覧とは?


<不動産の売却プロセス>


「内覧」とは購入検討者が実際に家に来て、内部や物件周りを見学することをいいます。事前に客付業者が元付業者に内覧を申し込み、日程や訪問時間の調整などが行われ、内覧当日を迎えます。


あなたが売却を依頼した元付業者が売却活動を開始すると、徐々に物件情報が広く周知され、「購入を検討したい」「詳細について知りたい」という購入検討者が現れてきます。

そして、販売図面から立地、間取り、予算など客観的な条件をクリアしたうえで、「実物を見てみよう」と現地に出向いてくることとなります。

そこで、現地を内覧の結果、物件を気に入ってもらえれば成約となる確率が高まります。購入検討者から購入の相談を受けている客付業者も気合が入っているに違いありません。

そういった重要な意味を持つ内覧ですが、どのような流れで進んでいくのでしょうか。

内覧の流れとは?

まず、内覧を希望している購入検討者側の客付業者から売主側の元付業者のもとに、内覧の申込みが入ります。元付業者からあなたのもとにその旨の報告が来ますので、日程や時間を調整して決めましょう。

日程調整に関しては、基本的には購入検討者が指定してきた日時を受け入れることが大切です。土日や祝日などの休みの日に集中すると思いますが、購入検討者が内覧に来るということは売れるチャンスですので、可能な限り対応しましょう。

また「できれば明日見たいのですが・・・」などのように、急な内覧の申込みが入る可能性もあります。この場合でも、なるべく対応してください。

購入検討者の急なお願いを受け入れることで、売主としての印象度が上がり、成約の可能性が高くなることがあります。

いっぽうで、売主サイドで内覧日を指定する方法もあります
「週末限定」や「15時以降」など、曜日や時間を指定することにより、興味本位や冷やかしなど購入意欲の低い希望者をブロックできることがあります。

売主の都合に合わせて日程調整のうえ内覧に来ることから、購入意欲の高い検討者だけに絞り込むことができるでしょう。

そして、いよいよ内覧となり、購入検討者と客付業者があなたの家にやってきます。

内覧の所要時間は人によっても違いがありますが、およそ30分から1時間程度を予定しておきましょう。必ずしも長ければいいというわけではありませんが、「内覧の所要時間が長いほど興味を持って見学している」といえるでしょう。

なかには 、購入検討者と売主が会話しているうちに気が合ってしまい、2時間近く内覧していた、というケースもあります。

内覧が終了したら、購入検討者と客付業者は事務所に戻って打合せをするのが通常です。打合せ終了後に、その内容について必ず元付業者からフィードバックを受けましょう。

購入検討者の温度感(購入意欲の度合い)や希望条件、ネックとなっている点などをヒアリングしておきましょう。

売主がやるべき事前準備と気を付けるべき3つのポイントとは?

売主がやるべき事前準備

売主が事前準備としてするべきことは、掃除と整理整頓を徹底することであり、これがすべてともいえます。購入検討者は、自分の家になるかもしれない物件での新しい生活をイメージするために内覧にやってきます。

ところが、玄関ドアを開けたら玄関には靴が脱ぎっぱなし、廊下はホコリだらけ、トイレは汚れている、洗面所や浴室は髪の毛だらけ、リビングルームは洋服やカバンが散乱、ダイニングには食べ残しが、キッチンには食器類が山積し、バルコニーはゴミや不用品だらけ、庭は雑草が繁茂している…

こんな家を見たら、新しい生活をイメージするどころか、5分だって居たくないでしょう。

せっかく内覧に来てくれるチャンスなのですから、無駄にしてはいけません。
数千万円もする商品(不動産)の売主として、手を抜くことなく、きちんと掃除と整理整頓の徹底を心掛けましょう。

気を付けるべき3つのポイント

内覧における、売主として気を付けるべき3つのポイントは、清潔感・明るさ・広さです。


<売主として気を付けるべき3つのポイント>

清潔感

なんと いっても清潔感が大切です。
きちんと掃除と整理整頓をしたうえで、清潔な状態を心掛けましょう

特に清潔感が求められるのは、水回り(トイレ・キッチン・洗面所・浴室)ですので、髪の毛や臭いに注意しながら、重点的に掃除を行ってください。

また、家には住んでいる人が気付かないその家独特の生活臭があります。
内覧の前にはよく換気をして、必要に応じて消臭スプレーなどを利用しましょう

明るさ

明るい家はそれだけでよいイメージを持たれます。
心理学的にも、人は明るい空間を好むことが証明されています。

そのため、たとえ内覧が昼間であっても、照明をすべての部屋で点灯させて購入検討者を迎えましょう

広さ

不用な物や使用していない家具類などをできるだけ処分するなどして、スペースを広く見せましょう。

特にリビングルームは、物を出しっ放しにせずにきちんと収納し、整理整頓しておくと、すっきりとした印象を演出でき、販売図面上の数字より広く明るく感じてもらえます。

ゴチャゴチャした印象を持たれないことが広さを感じてもらえるコツです。
詳細なポイントについては、次の項でじっくり解説します。

購入検討者が注目する5つのポイントとは?

続いて、内覧に来た購入検討者が注目する5つのポイントについて説明します。


<購入検討者が注目する5つのポイント>

玄関

購入検討者が内覧に来て、まず初めに見るのが玄関であり、あなたの家の顔ともいえる場所です。

不動産においても、人を見る時と同様に「第一印象が非常に重要」です。
「玄関のイメージをよく持たれれば、ほぼ成約する」という不動産仲介業者もいるくらい重要なポイントです。

リビングルーム

玄関から続くのがリビングルームです。
生活上、一番長い時間を過ごすのがリビングルームですので、購入検討者が特に注目するポイントです。

リビングルームを気に入ってもらえれば、多少寝室が狭くても容認してくれますが、リビングルームが気に入らなければ成約は難しくなります。

キッチン

次にキッチンです。
キッチンの使い勝手や設備、動線などは、特に女性が非常に注目するポイントです。

水回り(トイレ・洗面所・浴室)

そして、トイレ・洗面所・浴室など、毎日使用する水回りです。
浴室は広さのみならず、浴室乾燥機や追い焚き機能などの設備をチェックされます。

バルコニー

マンションの場合、リビングルームとバルコニーが続いている設計が多いため、リビングルームと同時にチェックされます。リビングルームが多少狭い場合でも、バルコニーに開放感があれば広々とした印象を持ちます

また、バルコニーからの眺望、バルコニーの幅、前の建物との距離や見合い、洗濯物を干す使い勝手なども注目ポイントです。一戸建ての場合は、2階の居室からバルコニーやベランダに続くため、その居室もきちんと整理しておきましょう。


以上の「売主がやるべき事前準備と気を付けるべき3つのポイント」「購入検討者が注目する5つのポイント」を覚えておくと、急な内覧があった場合などに役立ちます。

購入検討者が注目するポイントから優先的に掃除すればよいからです。
とりわけ、玄関・リビングルーム・キッチンは重要ポイントです。

内覧における23のコツ

内覧に対する売主としての基本的な心構えやポイントが理解できたところで、ここでは内覧についての詳細かつ具体的な23のコツについて解説します。
少しボリュームがありますが、しっかりと確認してください。

コツ1:不用品処分で広く見せる

物が多くあると部屋は狭く見えますし、ゴチャゴチャした印象を与えてしまいます。不用品は大胆なくらい処分して、家をスッキリと広く魅力的な物件に見えるようにしておきましょう。

コツ2:第一印象を決める玄関

玄関が大事なことは前項で説明しましたが、外からのホコリやチリが入りやすいため、意外と汚れているのが玄関です。

しっかりとシューズボックスにハタキなどをかけてホコリを落としたうえで、玄関ドアやドアノブ、玄関床など全体を水拭きしましょう。

また、床には靴を置かずにきちんとすべて収納します。
傘なども忘れずに収納しましょう。

第一印象を決める玄関の掃除は、隅々までスッキリと心地よくなるまで行ってください!

コツ3:フローリングやクロスのキズや破損

フローリングやクロスも汚れやホコリなどがないよう、水拭きなどをしましょう。
フローリングのキズやクロスの破損など、通常の生活でついたものはそのままの状態で問題ありません。

購入検討者も中古であることをあらかじめ理解していますし、自分で納得のいくリフォームを予定しているかもしれないからです。

内覧の時に隠してしまって、契約時に物件状況報告書などで発覚したりすると、かえってトラブルの元となってしまいますので注意しましょう。

コツ4:押し入れやクローゼットの中も整理整頓を

リビングや玄関をきれいにするために、押し入れやクローゼットに物を詰め込みがちですが、購入検討者から「中を見せていただけますか」と言われないとも限りません。

プライバシーもあり中を見られたくないものですが、ここは快く見せましょう。

不用な物は処分するなどして、可能な限り整理整頓して片付けておきましょう。
特に、間口の広い押し入れや広いウォークインクローゼットなどは、アピールポイントになりますので、きれいな状態にして積極的に見てもらいましょう。

コツ5:なるべく物を置かない

なるべく物を置くことは避けましょう。物を置くとそれだけスペースを狭く感じてしまいます。購入検討者は図面上の数字的な広さより、現地での体感的な広さに反応します。

とくに廊下に物を置くと、とても狭いイメージを持たれてしまいますので、絶対にやめましょう。

コツ6:バルコニーの清掃

バルコニーは、眺望や開放感を確認する重要ポイントですので、必ずきれいに掃除と整理整頓をしましょう。

床を掃いてホコリやゴミをきれいにし、ブラシなどをかけるとよいでしょう。
その際、排水溝やフェンス、手すりなどをきれいにすることも忘れずに。

また、バルコニーは洗濯物や布団を干すため、広さを気にする人が少なくありません。余計な物が置いてあれば片付けておき、バルコニーの広さや眺望を魅力的に感じてもらえるようにしましょう。

コツ7:窓をピカピカに拭いておく

窓もすべて水拭きなどできれいにしておきましょう。
窓がピカピカだと、室内に陽の光がよく差し込むため明るくなりますし、窓からの眺望も良くなります。

特に、リビングルームの窓はガラス部分の面積が大きいため、しっかりと拭いておきましょう。

コツ8:(マンションなら)エントランスや共用廊下、ゴミ置場、駐輪場も要チェック

管理体制のしっかりしているほとんどのマンションは、エントランスや郵便受け、共用廊下、エレベーター、ゴミ置場、駐輪場などにゴミなどがなく、きれいな状態が保たれています。

しかし、念のため内覧前にチェックして、不備があれば対応しておきましょう。
購入検討者があなたの部屋を内覧する前に、共用部分でネガティブなイメージを持つことがないように注意しましょう。

また、共用部分はマンション全体の評価にもつながりますので、油断は禁物です。

コツ9:(一戸建てなら)庭や花壇の手入れをしっかりと

あなたの家が一戸建ての場合、庭や花壇の手入れをしっかりとしておきましょう。
雑草が生えていたり、草花が萎れていたり、枯れている状態では見ている方も暗い気持ちになりますし、庭や花壇も可哀想です。

購入検討者が明るい気持ちになるように、しっかりと手入れしておきましょう。

コツ10:水回り(トイレ・キッチン・洗面所・浴室)を清潔に

水回りは最も清潔感が求められる場所であるため、特に水垢・カビ・髪の毛・臭いに注意して入念に掃除を行いましょう。

コツとしては、浴室や洗面所の鏡やシャワーヘッド、各場所のシングルレバー(蛇口)のステンレス部分などがピカピカですと印象が断然良くなります。
ホームセンターなどで市販されている掃除グッズを利用するといいでしょう。


また、水回りだけは プロのハウスクリーニングサービスを利用するのもひとつの方法です。
費用はかかりますが見違えるようにきれいになります。ハウスクリーニング後もその状態を維持するように心掛けましょう。

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コツ11:換気等で臭い対策を万全に

どの家庭にも、家の人が気付かない独特の生活臭がありますので、内覧前には、窓を全開にしてじゅうぶんに室内の換気をしておきましょう。内覧時も開放したままで問題ありませんが、夏や冬など適度な室温には注意しましょう。

特に、タバコ・ペット・エアコンのフィルターなどは臭いのもととなり、簡単には臭いが取れないケースもあります。その場合は、内覧の数日前から水拭き・水洗い・除菌消臭スプレーの利用などの対応を心掛けましょう。

臭いが取れるまで時間を要することから、早めの対策が必要です。

コツ12:生活感はできるだけ排除する

生活を営んでいる以上「生活感」や「使用感」が出てしまうことはやむを得ませんが、できるだけ排除する工夫が必要です。

特に、キッチンの調理道具やリビング・洗面所などの小物類など、物が多く置かれていると生活感が出てしまうので、極力収納するなどしてスッキリとした状態を保ちましょう。

必要以上の物は置かずに、新築マンションのモデルルームのようなイメージでインテリアを演出できれば文句ありません

コツ13:当日は室温調整にも気を配る

せっかく内覧に来てくれる購入検討者を出迎えるために、室内を快適な室温にしておきましょう。エアコンを使用する季節であれば、フィルターの掃除や消臭は忘れずに行ってください。

購入検討者があなたの家を購入した際に、居心地の良い生活がイメージできるように心掛けてください。

また、空気清浄器や加湿器などがあれば利用して、快適な空間を創り出しましょう。

コツ14:新しいスリッパを用意しておく

内覧用に新しいスリッパを5足ほど用意しておき 、内覧時には玄関に丁寧に並べておきましょう。

購入検討者が玄関ドアを開けた際に、真新しいきれいなスリッパがキチンと並んでいると第一印象が非常に良くなり、歓迎している暖かいムードも感じてもらえます。靴ベラもセットで用意しておきましょう。

コツ15:おもてなしの心で対応しよう

内覧に来る購入検討者は、何千万円もするあなたの家を購入してくれるかもしれないお客様です。

そのため、内覧時には売主として、おもてなしの心を持って対応することが大切です。売主として良い印象を持ってもらえれば、物件の印象も良くなります。

内覧時の対応は不動産仲介業者が主導してくれますが、必要に応じて売主であるあなたも積極的に参加しましょう。

「収納の中も見てみますか?」など、購入検討者から切り出しにくいことを積極的に話しかけてあげれば、購入検討者は助かりますし、お互いの心理的バリアも取り除けます。あなたの好感度も上がるでしょう。

コツ16:売主自身も見られている

内覧は物件だけでなく、売主自身も見られていると考えてください。

売主が居住中の場合は、購入検討者は「どんな人が住んでいるのだろう」と気にしています。室内の状態ばかりでなく、住んでいる人の人柄や性格、生活状態なども内覧しているのです。

これから大きな取引をするかもしれない相手なので、気にするのは当然といえます。嫌な売主であったら取引したくない気持ちから、それだけで購入を見合わせてしまうかもしれません。

そのため、売主であるあなたは身だしなみや行動に気を付けて対応しなければなりませんが、前項のおもてなしの心を持っていれば問題ありません。

笑顔であいさつ、適度なコミュニケーション、気さくな世間話を通して物件のさりげないアピールができれば購入意欲が高まることでしょう。

コツ17:内覧にお茶出しは不要

原則、お茶出しは不要です。
購入検討者の都合や予定もわからないにもかかわらず、お茶をだせば購入検討者に「飲まなくちゃ悪いかな」などと気を遣わせることとなります。

ただし、長時間内覧が続いたり、気持ちよくコミュニケーションが取れたりした場合は、臨機応変に対応しましょう。

コツ18:対応は奥様ひとりがベスト

内覧時には、奥様ひとりでの対応がベストです。
ご主人と夫婦そろって対応すれば、やはり緊張感や威圧感を購入検討者が感じることも考えられます。

また、ご主人と一緒に子供やペットも外出しておきましょう。
居室で子供がくつろいでいれば中をゆっくり見る気持ちにはなれませんし、ペットが苦手な人もいるため外出している方が無難です。

心おきなくゆっくりと内覧をしてもらうためには、気を遣う必要がないリラックスした状態にしてあげることが大切です。

奥様ひとりで対応しても、家の中のことも周辺の環境についても十分に把握しているでしょうし、購入検討者が知りたいことに対してもリアルな回答ができることでしょう。

また、その場での値下げ交渉などがあった場合に「主人と相談してから・・・」といった逃げも打てるため、即答を避けることができます。
後からゆっくりとご主人や元付業者などと相談しましょう。

コツ19:過度な売り込みは禁物

前述のようなおもてなしの心、歓迎ムード、積極的なコミュニケーションは大事ですが、過度な売り込みは不快感を与えるため禁物です。

人は本能的に売り込まれることを嫌います。
良かれと思って、売主として物件のアピールが強すぎるとかえって逆効果になり、購入検討者には「押し売り」に感じられてしまいます。

そうなると絶対に成約にはつながりませんので、過度な売り込みに注意しましょう。

コツ20:ホームステージングを利用

「ホームステージング」とは、売却予定の中古物件に購入層に適した家具や小物でインテリアコーディネートを行い、購入検討者が購入後の生活をイメージできるようにするサービスです。

新築マンションにおけるモデルルームと考えればイメージしやすいでしょう。
中古物件の流通が盛んな欧米では一般的なサービスとなっており、日本でも手がける業者が徐々に現れてきています。

物件の魅力を伝え、「売れる物件」を演出してくれることにより、早く高い売却を実現できることが最大の効果ですが、高額なコストが発生する場合もあります。
費用対効果を考えながら、検討することもひとつの方法です。

最近「ホームステージング」という言葉を聞いたことはないでしょうか? 中古住宅が旺盛に流通している欧米では、住宅売却の際に当たり前のよう...

コツ21:よくある質問と想定問答集をまとめておこう

内覧時には物件のことはもちろんのこと、周辺環境や住んでみないとわからない情報など、さまざまな質問を受けることが予想されます。

物件のアピールポイントとあわせて、事前に想定問答集などを作成して対応できるように準備しておきましょう。

基本的に売主は、購入検討者の質問に対して虚偽の回答をすることは許されませんが、回答の仕方によっては違う印象やニュアンスを伝えてしまうことがあります。
そのため、そういったデリケートな質問に対しては工夫が必要となります。

ここでは「よくある質問」と「回答のポイント」などについて説明します。

<よくある質問の想定問答集>

内覧者
なぜこの家を売却するのですか?

購入検討者は、「物件に重大な不具合があるではないか?」とか「近所に深刻なトラブルがあったのでは?」など、何かネガティブな問題があって売却するのではないか、と考えがちです。

そのため、その不安を払拭してあげることが大切です。

「子供も大きくなり手狭になったので、広い物件に引っ越す」
「転勤のため売却する」
「親と同居するため親元に引っ越す」

など、購入検討者が納得できる理由の場合はそのまま回答しましょう。

しかし、例えばリストラによりローンの返済が難しくなってしまい、売却して親と同居する場合などは、「親と同居する」だけで問題ないでしょう。
あえて、プライバシーに関わる部分やネガティブな情報は話す必要はありません。

また、売主としてすでに知っている瑕疵(キズや欠陥)や周辺環境などについては、契約時に物件状況報告書で申告する必要がありますから、隠すことなく話しておきましょう。

ただし、近隣との揉め事や騒音などは人によって受け止め方や感じ方が変わる可能性がありますので、事前に元付業者ともよく話し合い、受け答えの仕方を用意しておきましょう。


<物件状況報告書の記載例>

瑕疵担保責任は、不動産売却において売主が買主に対して、その不動産に瑕疵があった場合に負わなければならない責任のことです。瑕疵担保責任免責とは、不動産売買契約時に売主・買主双方が合意して「売主は買主に対して瑕疵担保責任を負わなくてよい」とすることです 。

内覧者
周辺の環境(騒音や治安)は大丈夫ですか?

騒音がなければ問題ありませんし、音は人によっても感じ方が違います。
「だいたい静かですが、ときおり車の音がすることもあります」など、自然体で答えましょう。

また、近所の方についての情報もできる範囲でまとめておき、聞かれたら答えられるよう準備しておきましょう。

治安については主に女性が気になる部分ですので、女性である奥様から駅からの街灯のある明るい帰り道や商店街などの閉店時間など、地元ならではの情報を伝えましょう。

内覧者
買い物環境は便利ですか?

近隣のスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどをマーキングした近隣マップを渡すと喜ばれます。地図はグーグルマップを印刷すればいいでしょう。できれば営業時間なども伝えましょう。

その他、医院・病院、保育園・幼稚園、小学校・中学校、図書館、公園などもマーキングしておけばさらに便利です。


<近隣マップの例>

内覧者
売却希望時期はいつ頃ですか?

販売図面に、「引渡し:相談」などと記載があると聞かれたりします。
予定が決まっていればそのまま伝えればいいのですが、大事なことは「○月までには売却したい」というようなタイムリミットを答えないことです。

たとえ実際にはそうだとしても、購入検討者から「○月までに購入しますので××万円値引きしてもらえますか?」などと交渉材料にされてしまう可能性がありますので、注意しましょう。

内覧者
値引きしてもらえますか?

購入検討者から単刀直入に聞かれることがあります。
なかには「もうこの場で購入を決めました。ついては、どのくらい値引きに応じてもらえますか?」などと、うれしいような困る場合もあります。

そのような場合でも、内覧の場での回答は控えた方が賢明です。
「私一人では判断ができません。主人や不動産仲介業者とも相談のうえお答えさせていただきます」といった回答で逃げましょう。

あとで、ご主人や元付業者も含めて冷静に相談し、早めに回答するようにしましょう。

不動産売却において値下げ幅とそのタイミングに関する価格戦略は、高く売却するためにも大変重要です。不動産を売る際には、最低売却価格、査定価格、希望売却価格の3つの価格を前もって決めておかなければなりません。そのためにも、まずは不動産業者に査定価格を見積もってもらう必要があります。

内覧者
駐車場や駐輪場はそのまま使えますか?

マンションの場合、あなたが利用していた駐車場や駐輪場がそのまま使えるとは限りません。事前に管理会社にルールを確認し、引き継げない場合は駐車場の空き状況や駐輪場の駐輪可能台数、利用料金などを確認しておきましょう。

また、敷地内の駐車場に空きがない場合、近隣の月極駐車場の相場や空き状況を調べておくと喜ばれます。

内覧者
照明やエアコンなど、何か置いていくものはありますか?

利用できるものがあれば置いて行ってほしいと、考える購入検討者もいます。
やはりその場で即答はせずに「主人と相談してからお答えします」と回答しておきましょう。

契約時に付帯設備表を買主に渡しますが、その際の記入事項となり、不具合を申告しておくか残置物として引渡せば、故障などの保証は必要なくなります。


<付帯設備表の記載例>

コツ22:物件のアピールポイントをまとめておこう

物件のアピールポイントを聞かれたら、すぐに答えられるように準備しておきましょう。実際に住んでいるあなたが一番知っているはずです。すらすらと答えられれば、購入検討者も安心します。

「夏にはバルコニーから花火大会の花火が見えますよ」

「隣のご家族は○人家族で、とてもにこやかな良い 人で仲良くさせてもらっていました」

「スーパー・コンビニ・ドラッグストアがすべて徒歩5分以内にあります」

「自転車で10分のところに大型の公園があって、休日は子供を連れてよく遊びに行きました」

「管理会社がしっかりしていて、管理人さんもすぐ対応してくれます」

「隣の家と十分な間隔を取って建てられているので、プライバシーは気になりません」

「ベランダからの夜景がとてもきれいです」

「近くに市営体育館があり、プールやフィットネスジムが安く利用できます」

「管理組合の運営について意識が高く、積極的に課題に取り組んでいるため心配が少ないです」

「すべての部屋が南向きなので、暖房はいらないくらいです」

このように、購入検討者がこの家を購入して、生活を始めた時の姿がリアルに想像できるようなアピールポイントをまとめておきましょう。

コツ23:内覧終了後の対応について

「内覧の流れ」の項でも説明しましたが、内覧が終了したら元付業者から購入検討者の感想を、翌日までにはフィードバックしてもらいましょう。

確認するポイントは、購入検討者の温度感(購入意欲や購入の可能性)に始まり、可能性あり・なしでそれぞれポイントが分かれます。


<内覧後のチェックポイント>


内覧時の感想をもとに、次回以降の内覧に活かしましょう。とくに購入に至らなかった原因は大切です。改善できる原因であれば改善し、改善しようがない原因であれば価格を見直したり、時間をかけたりなど、必ず対策を講じましょう。

内覧も「魅せる化」が大切です

不動産も人と同様に「第一印象が決め手」の部分が大きいといえます。やはり、売主として商品であるあなたの家が、購入検討者にとっても魅力的に感じられなければなりません。

そのためには、生活感をできるだけ排除し、整理整頓されて清潔な空間を演出して、「ここに住みたい!」という気持ちを起こさせる必要があります。
いわゆる「魅せる化」です。

同時に家だけでなく、あなた自身も「魅せる化」して、「この人なら安心だ」「この人と取引したい」と思ってもらえるような対応を心掛けましょう。
キーワードは「おもてなしの心」です。

以上、家(マンション・一戸建て)の売却を成功させる内覧のコツ23選【居住中でも問題なし!】… でした。

 

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