「すまいValueが気になっているんだけど、実際に利用した人の評判ってどう?」
「すまいValueは大手企業に査定依頼できるから、やっぱり使った方がいいのかな?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?私もそうでした。
結論から言うと、結果的にすまいValueから売却依頼しなかったとしても、査定依頼だけはやっておくべきです。
なぜなら、不動産売買における仲介件数トップ4社に一括査定を依頼できるサイトは、すまいValueだけだからです。
本記事では、すまいvalueの評判やメリット、デメリット、査定依頼の流れ、おすすめの利用方法などを詳しく解説しています。
もし、あなたが不動産の売却を失敗したくないのであれば、本記事をしっかり確認しておきましょう。
すまいValueから一括査定するすまいValueの評判
まずは、すまいValueの実際の評判を確認してみましょう。
参考にしたのは、『クチコミランキング』と『みん評』の2サイトです。
いずれも、信頼性の高い口コミサイトですが、ここでは多数ある口コミを要約して、気になる評判と良い評判に分けてみました。
すまいValueの気になる評判まとめ
はじめに、気になる評判をいくつかピックアップしてまとめてみた結果がこちらです。
- 営業マンの態度が横柄なケースもある
- 手数料の割引が効かない
- 物件によっては査定できなかったり連絡が来ないこともある
- 逆にしつこく電話がかかってくることもある
- 売り主の知らないところで話が進められていた
気になる評判の中には、営業マンの対応への不満がいくつか見受けられました。
すべての営業マンに当てはまるわけではありませんが、多少の当たり外れはあると思っておいた方がよいでしょう
すまいValueの良い評判まとめ
次に、すまいValueに対する良い評判をまとめてみました。
- 集客力が圧倒的に優れているので利用しない理由がない
- 最大手の三井のリハウスや野村の仲介は他の一括査定にないので外せない
- 査定価格の精度が高い
- 他の会社と契約するとしても、ベンチマーク査定として有用
- 思っていたより早く高値で売れて大満足
- 業界の勝ち組が組んでいる不動産査定サイトなので安心感がある
- 大手は契約周りのトラブルが起きにくく、手間もかからない
- 必要な事項を入力するだけの、使いやすくて便利なサービス
- サイトのスタッフの対応が親切丁寧なのでストレスなく利用できた
- 担当の方が親身に対応してくれたのでスムーズに売却できた
- しつこい勧誘などもなかった
やはり圧倒的な集客力の高さと大手ならではの安心感に対する評価が高いですね。
また、「気になる評判」とは対照的に、営業マンの対応に満足している人も多いようです。この点は、担当した営業マンの性格や売主との相性にも左右されるのかもしれません。
すまいValueの口コミサイトでの評価ランク
今回、口コミ評価を確認したのは『クチコミランキング』と『みん評』の2サイトですが、驚いたことに、不動産一括査定サイトの評価ランキングでは、いずれもすまいValueが1位(2022年7月時点)でした。
比較的信頼性の高い両サイトで1位ですから、利用者からの評価が高い一括査定サイトであることは疑いようがないでしょう。
『クチコミランキング』の口コミ・評判ランキング
1位 不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)
3位 三井のリハウス
3位 住友不動産販売 無料査定
『みん評』の口コミ・評判ランキング
2位 イエウール
3位 リビンマッチ(旧:スマイスター)
すまいValueを利用するデメリットと注意点
すまいValueが非常に評価の高いサービスであることは分かりましたが、利用するにあたってデメリットはないのでしょうか?
すまいValueの評判や実態を踏まえて、そのデメリットと注意点をまとめると、以下5点に集約されます。
- 地方は査定不可のケースも多い
- 両手仲介が多く囲い込みリスクがある
- 仲介手数料の値引きは難しい
- 大手だからといって営業マンの質が高いとは限らない
- 地域密着型の不動産会社に査定依頼できない
それぞれについて、もう少し詳しく説明します。
地方は査定不可のケースも多い
すまいValueに参加している大手6社の営業エリアは、全国津々浦々というわけではありません。どちらかというと大都市圏に集中しており、田舎や地方は営業エリア外になっていることも多いです。
そのため、地域によっては査定してもらえないケースも少なくありません。
また、三菱地所ハウスネットは首都圏、中京圏、関西圏、広島、福岡のみ、小田急不動産は小田急線沿線のみを営業エリアとしているので、6社すべてに査定依頼できるケースはむしろ珍しいと思ったほうがよいでしょう。
「地方は査定不可のケースも多い」との口コミ
自分の地域は対応してなかった
色々あって家を売ることになり、ここの評判がいいと聞いたのでサイトに行ってみました。
サイトに書かれている通りに家の種類・都道府県・市区町村・町名を選んで査定スタートのボタンを押そうとしたら、「大変申し訳ございません。お客様がお選びいただいた地域は、すまいValue運営各社の営業エリア外となっております。」との表示が…住んでる地域を選べたので、てっきりできると思ったのに…
良さそうだと思っていた分、エリア外と言われた時はなおさら残念な気持ちになりました。紛らわしいのでエリア外なら最初から入れないで欲しいです。引用 みん評
両手仲介が多く囲い込みリスクがある
「両手仲介」と「囲い込み」とはなんでしょうか?
それぞれ順を追って分かりやすく説明していきますね。
両手仲介と囲い込みとは?
両手仲介とは、売却を依頼された仲介業者が自社で買主を見つけて、売主、買主双方から仲介手数料を得ること。両手仲介によって、仲介業者は2倍の手数料収入を得ることができます。
両手仲介自体は違法ではありませんが、問題なのは意図的に他の不動産業者からの問い合わせに応じなかったりするような「囲い込み」行為です。
売主は「囲い込み」によって、高値で売却できる機会を失う可能性があります。
意図的に買主側の業者を排除する「囲い込み」は売主に対する背信行為であり違法でもありますが、実態把握が難しいことから不動産業界では未だにこのような「囲い込み」が跡を絶ちません。
両手仲介が多いと言われる大手
こちらの表は、ダイヤモンド不動産研究所による大手不動産会社の両手仲介比率です。
2018年のデータなので現在も同じような状況であるとは限りませんが、この表を見る限り「三井のリハウス」と「住友不動産販売」が飛び抜けて両手比率が高いことが分かります。いずれも、すまいValueの運営企業ですね。
もちろん、前述の通り両手仲介だからといって必ずしも囲い込みしているとは限りません。大手は潜在的な買主の情報を豊富に持っていますので、他社よりも先に自社ネットワークで買主を見つける可能性は高いと考えられます。
しかし、囲い込みのリスクがあるということは覚えておいたほうがよいでしょう。
参考 なお、囲い込みを防ぐ方法に関しては、こちらの記事が詳しいです。
仲介手数料の値引きは難しい
中小規模の不動産会社と比べると、大手は融通が利きにくい面があります。
したがって、すまいValueに参加している大手不動産会社の場合、絶対にできないわけではありませんが、仲介手数料を値引いてもらうのは難しいと思ってください。
また、最大10万円分のギフトカードをプレゼントするイエイ不動産売却査定のようなキャンペーンもおこなっていません。
とはいえ、仲介手数料の値引き交渉は営業マンのモチベーションを下げてしまうマイナス面が大きいので、あまりおすすめできません。
たとえば、3000万円で売却して仲介手数料を1%値引きしても30万円得するだけですが、それよりも100万円高く売ってもらった方が、より大きな金額を手にすることができます。
むしろ仲介手数料は必要経費と割り切って、高値売却を目指した方がよいでしょう。
参考 仲介手数料の値引きに関しては、こちらの記事が詳しいです。
「仲介手数料の値引きは難しい」との口コミ
大手不動産会社は、販売手数料を頑なに割引しない傾向がある点には注意が必要です。中堅の不動産会社は逆に販売力という点では若干落ちますが、販売手数料を値引きしてくれるので、どこで売っても売れる物件を持っている方なら、中堅の不動産会社をおすすめします。
引用 クチコミランキング
大手だからといって営業マンの質が高いとは限らない
不動産会社の営業マンの多くは仲介手数料に応じた歩合制なので、売買を成立させることを最優先に動きがちです。
これは大手であっても変わらないので、「できるだけ高値で売却したい」売主の希望とはズレた行動を取ることがしばしばあります。そのため、しつこく電話をかけてきたり、先走った行動で売主を困惑させることも少なくありません。
とはいえ、すまいValue運営会社はどれも大手だけあって、顧客対応が洗練されていて信頼できる営業マンがほとんどです。
しかし、口コミを見た限りでは、顧客を見下したり横柄な態度を見せる営業マンも一定数いるようです。大手であっても、「営業マンの当たり外れはある」と思っておいた方がよいでしょう。
「大手だからといって営業マンの質が高いとは限らない」との口コミ
連絡方法をメールにしたのに、しつこく電話がかかってくる。2社くらいからずっと連絡が来ててうざい。仕事だから取れないって書いたし言ったのに。どこも大手だから安心してたけど心底がっかりした。他で査定してもらいます。
引用 みん評
ネットから査定は不安でしたが便利さにかまけて依頼しました。査定元?はどこも名前のしれた会社だからそんなに大きなトラブルにはならないだろうという目測でしたが、大失敗。まだ売ると決めてないのに「買いたい人がいます」だって。売り主の知らないところで話が進められていました。担当に言ったら「ぜひ話だけでもしてほしい」だって。知らないよそんなの。
引用 みん評
地域密着型の不動産会社に査定依頼できない
地域に根づいた中小規模の不動産会社は、その地域ならではの隠れた顧客情報を掴んでいることが少なくありません。
ところが、すまいValueから査定依頼できるのは大手6社のみです。
地域密着型の不動産会社に査定依頼するには、HOME4U不動産売却など他の一括査定サイトを併用する必要があります。
すまいValueを利用するメリットと特徴
すまいValueのデメリットと注意点は分かりましたが、では利用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
すまいValueを利用するメリットと特徴をまとめると、大きく4点が挙げられます。
- 大手6社に一括査定できる唯一のサイト
- 圧倒的な集客力
- 売却サポートが充実
- 売却時期が未定でも査定OK
それぞれについて解説します。
大手6社に一括査定できる唯一のサイト
不動産一括査定サイトは数多くありますが、すまいValue参加の6社に査定依頼できるサイトは他にはありません。
とりわけ、不動産売買の仲介件数トップクラスの4社(三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブル、野村の仲介+(PLUS))に無料で一括査定できるのはすまいValueだけ。
不動産売却を考えるなら、強力な販売力・集客力を持つこれら大手は媒介契約を結ぶか否かに関わらず査定だけでも依頼しておくべきでしょう。
「大手6社に一括査定できる唯一のサイト」についての口コミ
不動産査定を依頼するのであれば、すまいValueだけは外せないと思う。理由は不動産査定のベンチマークになる、大手不動産会社の査定が全てまとめて取れるから。特に中古不動産の販売に圧倒的な強みがある三井のリハウスや高収入層への販売に強い野村の仲介などに査定をまとめて依頼できるのは大きい。また不動産会社に単独で依頼する場合と比べると、すまいValueに依頼している段階で、ライバル同士で査定を精度やサービスを競っていることが先方もわかっているので、顧客対応にも不備が少ない。大手の査定価格を知った上で地場の不動産会社を利用するのがベストだと思います。
引用 クチコミランキング
これまでに2度ほど不動産を売却し、運もあり数千万円単位で利益を上げることができたが、その際に使ったのがすまいValue。とりあえず面倒でも複数の大手から見積もりを取ろうと思ったのだっが、それがここだけで完結した。特に最大手の三井のリハウスが入っているということで、不動産査定するなら外せないサービスになっていると思う。またほかの人も口コミで書いているが、販売力という面では野村も相当に強い。そういう意味ではこの業界での勝ち組が組んでいる不動産査定サイトという事で、安心感もある。一度提案を聞いてみるとわかると思うが、野村の調査レポートの分厚さには正直驚くだろう。
引用 クチコミランキング
圧倒的な集客力
一括査定サイトは多くの不動産会社と提携しており、たとえばHOME4U不動産売却なら2,100社、HOME'Sなら3,800社以上の企業が参加しています。
いっぽう、すまいValueから査定依頼できるのは最大でもたったの6社。
しかし、6社合計の店舗数は900店舗、成約件数12万件以上(2021年度)を数え、そのネットワーク力・販売力は他を圧倒しています。
また、野村不動産ソリューションズが運営するノムコムなどのように、大手はポータルサイトへの掲載だけでなく、自社サイトからの集客力も抜群。
さらに、大手ならではのブランド認知度・信頼性の高さから、買主も安心して取引を進めることができるので、その分売却に有利に働きます。
「圧倒的な集客力」についての口コミ
これまでに3度不動産の売却を経験しており、2回は大手不動産会社、1回は中堅不動産会社を利用しています。大手不動産会社の良いところは、販売力とネットワークに強みがある点。内見の依頼がなければ、不動産が売れることはありませんし、その数を増やすことが不動産売却のコツです。つまり大手不動産会社には、その数を増やすノウハウと集客力があるということになります。
引用 クチコミランキング
他の不動産査定サイトを外すことはできても、すまいvalueは外すことはできない。不動産を高値売却するのに何が必要だと思いますか?例えば地元に強い不動産会社が良い、営業マンの対応が良いところが良いとかいろいろな意見があると、これまでに何度も不動産の売却を経験した結果、一番重要なのは、どれだけ見込み客を集客できるかに尽きます。これがすまいValueに登録されている三井のリハウスや東急リバブルといった大手不動産会社は圧倒的に優れているのです。もちろんこの6社でなければいけないということはありません。実際私も準大手で売却したこともあります。よほど魅力がある物件を保有している場合は、大手を使わず手数料を値引いてくれる準大手が狙い目ですが、なかなか売れそうにない物件の場合は、やはり販売力のある大手に任せることをおすすめします。
引用 クチコミランキング
売却サポートが充実
不動産売却の成否は、いかに物件を魅力的に見せるか、想定されるトラブルにいかに備えるかによって、大きく左右されます。
その点、すまいValue運営6社は大手だけあって売却サポートも充実。
売却後に建物や設備の不具合が見つかっても一定の範囲内で補修費用を負担してもらえるサービスや、住まいの魅力を引き出すホームステージング、部屋の魅力を引き出すクリーンアップなど、各社さまざまな売却サポートを用意しています。
こちらは住友不動産販売のホームステージングサービス
ただし、売却サポートの具体的な内容は各社それぞれ異なりますので、契約前によく確認しておきましょう。
「売却サポートが充実」についての口コミ
利用して満足の売却・引っ越しができました
私も引っ越しを何回も経験して色々な不動産会社の方にお世話になっています。正直なとこを言えば中には引っ越し後のケアなど全くない無責任な不動産会社も中にはあります。
しかしながら、すまいvalueという不動産会社を利用して、やはり他の会社とは違うと感じました。他の会社と違うのは6社で運営していますので、利用者からしてみて安心感が違いました。まず引っ越し先の相談でも要望通りの物件情報が多く大変助かりました!引用 みん評
売却時期が未定でも査定OK
すまいValueからの一括査定は、たった60秒で申し込める簡単なもの。
「査定額だけ知りたいけど、まだ具体的に売却時期が決まっていない…」そんな方でも査定してもらえますので、遠慮なく査定してもらいましょう。
Q.すぐに売るつもりではないのですが、査定依頼はできますか?
A.すまいValue運営各社では、将来を考えたご相談なども承っております。具体的な売却時期は決まっていない場合でも、お気軽にご相談ください。
引用 すまいValue公式サイト
また、すまいValueで査定申込みしたからといって、必ずしも契約しなければならないわけではありません。
ベンチマーク査定としても有用ですので、遠慮なく活用しましょう。
「売却時期が未定でも査定OK」についての口コミ
すまいValueから一括査定するどの不動産屋にして良いか分からなかったので利用してみました!
40年近く住み続けてきた自宅が、老朽化が激しくて建替えが必要だなと思っていました。しかしすぐにお金を出せるわけもなく、ローンを組んでもこれから返済できるかも不安でした。そこで思い切って自宅を売却し、安いアパートでも借りた方が良いのではないかと思い始め、とりあえず現在の不動産の価格を調べてみようと思いました。しかしどの会社が良いのかも分かりません。そこで迷っても仕方がないので、まずネットで調べようと思って不動産屋を探していたら、まとめて不動産価格を調べられるサイトを知りました。それがすまいValueです。
住友不動産を始め、ふだんよく目にする大手6社からまとめて見積もりを取れました。それで不動産各社の考え方も良く分かりました。まだ手始めなので自宅の売却までには至ってませんが、高く売れるようにもう少し勉強してからまた利用しようと思ってます。便利なサイトを見つけられて、まずは不動産売却の一歩を踏み出せたような気がしてます。引用 みん評
すまいValue運営会社の概要
つぎに、すまいValueの運営会社について、その概要を紹介します。
すまいValueは、下記の通り不動産売買の大手企業6社による『すまいValue事務局』が運営しています。
- 三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)
- 住友不動産販売
- 東急リバブル
- 野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+(PLUS))
- 三菱地所ハウスネット(三菱地所の住まいリレー)
- 小田急不動産
すまいValue参加6社の不動産流通業界における位置づけ
公益財団法人不動産流通推進センターによると、不動産流通業界における仲介件数ランキング(2020年3月度実績)は、
1位が三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)
2位が住友不動産販売
3位が東急リバブル
5位が野村不動産グループ※
となっており、じつに上位5社中4社をすまいValue運営企業が占めていることになります。
また、順位は下がりますが、三菱地所ハウスネットは22位、小田急不動産は23位と、他2社も業界準大手のポジションに位置しています。
さらに仲介件数を見ると、すまいValue参加6社合計で12万件弱もの売買仲介取引を成約していることになります。
これは、仲介件数上位30社の中では52.4%を占めています。
つまり、たった6社であってもすまいValueから一括査定を申し込むということは、それほどの大きな販売力を利用できるということです。
ここまでで、すまいValueに参加している6社が業界大手だということは分かりましたが、具体的にはどのような会社なのでしょうか?
ここから各社の特徴について、かんたんに紹介します。
三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)
三井のリハウスとは、三井不動産リアルティ株式会社における個人向けの不動産仲介事業のブランド名称。
売買仲介取扱件数36年連続No.1を誇る、名実ともに不動産流通業界の最大手です。店舗数は全国290以上、従業員数は5,400名以上(連結)と、いずれも業界最大級。
担当者全員が「宅地建物取引士」の資格を持ち、複数のスタッフがチームを組んできめ細やかに売却活動をサポートします。
また、取引前から取引後まで取引を支える「360°サポート」や、買取サポートシステム、売却保証などサポート体制も充実しています。
ただし、住友不動産販売と共に、両手取引比率が高いことは業界でも有名ですので要注意。
住友不動産販売
住友不動産販売は、全国に240店舗以上の直営仲介ネットワークを持ち、従業員数3,396名(2022年3月31日現在)を数えるほどの大手。
不動産売買の仲介件数では三井のリハウスに次いで業界2位のポジションを占めています。
特徴は、お問合わせ時から、買主募集の広告戦略、ご契約、お引き渡し、アフターフォローまで一貫した「マンツーマン営業体制」による売却活動。
チラシや新聞広告の他、自社サイトやSUUMO、at homeなどの大手ポータルサイトへの物件掲載など、多彩な広告ネットワークを駆使して集客を行います。
ただし、マンツーマンゆえに営業マンの当たり外れによる影響が大きく、やや強引な営業スタイルで知られる住友不動産販売は、好き嫌いが分かれるかもしれません。
また、業界内では「両手取引比率が高い」と言われている点にもご注意ください。
東急リバブル
東急リバブルは、全国に193店舗(2020年10月1日時点)の仲介ネットワークを持ち、従業員数3,550名(2022年3月末現在)を数え、不動産売買の仲介件数では業界3位のポジションを占めています。
売買仲介営業職の宅建保有率は98%。
リフォーム+モデルルーム演出+売却保証による、マンション売却支援サービス「アクティブ売却パッケージ」(通称:アクセル君)で、安心の高値売却が期待できます。
また、リバブルあんしん仲介保証(建物保証)では、建物については最大500万円、住宅設備は最大30種類・50万円を、最長2年間保証してもらえます。
野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+(PLUS))
野村の仲介+ (PLUS)とは、野村不動産ソリューションズによる個人向け不動産売買仲介サービスのブランドです。
店舗展開は首都圏と関西、名古屋に限定されているにも関わらず、売買仲介件数では業界5位の実力。豊富な販売チャネルを持ち、業界No.1の利用者数を誇る不動産情報サイト『ノムコム』の集客力は侮れません。
また、営業マンの対応力の高さにも定評があり、2021年度オリコン顧客満足度調査では不動産仲介「売却 戸建て」のランキングで2位を獲得しています。
なお、両手取引比率は大手としては比較的低め(3.95% ダイヤモンド不動産研究所調べ)と良心的です。
さらに、あんしん設備補修やハウスクリーニング、土地ステージングなどの豊富な売却サポートのみならず、買換や相続のサポートも充実しており、安心してお任せできます。
三菱地所ハウスネット(三菱地所の住まいリレー)
三菱地所ハウスネットは、首都圏、中京圏、関西圏、広島、福岡に営業拠点を持ち、従業員数は516人(2022年4月1日付)と、すまいValue参加企業の中ではやや小規模な会社です。
売買仲介件数は2020年3月期で1,427件と業界22位。
なお、社名に三菱を冠していますが、その前身は吸収合併した「藤和不動産流通サービス」です。
三菱地所ハウスネットでは、三菱地所グループ間でのマンション同士の住み替えを促す「住まいリレー」を提案。
また、三菱地所グループ分譲マンションの売却を検討中の方は、媒介手数料10%割引などの特典がありますので、査定依頼先として外せません。
売買取引においては、ハウスクリーニング、3D動画撮影、VRホームステージング、ドローン撮影など、物件の魅力を最大限に引き出すサポートが充実。
さらに、建物や住宅設備の検査保証および24時間緊急対応などの「あんしんサポート」があるので、売却後のトラブルケアも万全です。
小田急不動産
小田急不動産は、その名の通り小田急線沿線に17店舗を構える不動産会社で、全国展開はしていません。
従業員400名(2022年3月31日)、売買仲介件数は2020年3月期で1,283件で業界23位と、すまいValue参加企業の中ではもっとも小規模。
ただし、住宅設備機器保証、居住中ホームステージング、買取保証制度など10件のサービスを含む小田急不動産の「ソナエアラバ」は、他大手にも劣らない充実の売却サポートです。
また、自宅売却後も、定期借家契約でそのまま住み続けられる「リースバック」サービスも利用可能。
小田急線沿線の物件売却を考えているなら、検討先として外せない不動産会社です。
すまいValueが向いていない人
ここまでで、すまいValueが非常に優れたサービスであることは分かりましたが、残念ながらお持ちの物件によっては向いていないケースもあります。
具体的には、このような人には向いていません。
- 大手より地元密着型の会社に依頼したい人
- 地方の不動産を売却したい人
- 倉庫・店舗・農地・山林など特殊な不動産を売却したい人
- 囲い込みを絶対に避けたい人
それぞれについて説明します。
大手より地元密着型の会社に依頼したい人
前述のとおり、すまいValueから査定依頼できるのは大手6社のみです。
その他の準大手の会社や、地元密着型の不動産会社には査定依頼できません。
投資用物件は別として、不動産購入者のほとんどはその地域の人間ですので、地元に根ざした会社の方が、良い買い手を見つけてくれることも少なくありません。
地方の不動産を売却したい人
前述の通り、大手不動産会社は都心部の不動産にはめっぽう強いですが、地方は営業エリア外になっていることも少なくありません。
実際に査定依頼しようとしても、地域によっては住所を選択した段階で、このようなメッセージが表示されてしまいます。
大変申し訳ございません。お客様がお選びいただいた地域は、すまいValue運営各社の営業エリア外となっております。
恐れ入りますが、物件のある地域の不動産会社へご相談ください。
このような場合は、すまいValueでの査定は諦めるしかありません。
倉庫・店舗・農地・山林など特殊な不動産を売却したい人
すまいValueから査定依頼できるのは、このような物件です。
- マンション
- 一戸建て
- 土地
- マンション一棟
- ビル一棟
- アパート一棟
店舗、事務所、倉庫、工場、農地、山林などには対応していませんので、上記以外の物件を売却したい方は他の査定サイトを利用する必要があります。
囲い込みを絶対に避けたい人
前述の通り、大手不動産会社は両手比率が高い傾向があります。
もちろん両手仲介だからといって必ず売り手が損するわけではありませんが、そのために囲い込みをされてしまうと、気づかないうちに高値売却の機会を逃してしまうかもしれません。
そのため、どうしても囲い込みを防ぎたい人は、あえて大手を避けて売却活動をするのもひとつの方法です。
とはいえ、査定価格の相場感をつかむだけでも、すまいValueの利用価値はありますので、できる限り使ってみることをオススメします。
すまいValueが向いている人
すまいValueが向いていない人について分かりましたが、では、向いているのはどのような人なのでしょうか?
大まかに言ってしまうと、「向いていない人以外で不動産売却を検討している人すべて」ということになります。
基本的に、不動産売却を考えているならすまいValueは外せないサービスだと思ってください。
とはいえ、あえて「すまいValueが向いている人」の特徴をピックアップすると、このようになります。
- 都心の不動産を売却したい人
- 売却が難しそうな物件を売りたい
- 大手の安心感を重視する人
- 住み替えをトータルサポートしてもらいたい人
- 近所に知られずに売却したい人
- とりあえず査定価格を確認してみたい人
それぞれについて説明します。
都心の不動産を売却したい人
すまいValueに参加している大手は、地方の物件は対応していないこともありますが、逆に都心の物件には非常に力を入れています。
都心の不動産を売却したい人にとっては、最適なサービスといえるでしょう。
売却が難しそうな物件を売りたい
なかなか買い手が見つかりそうにない物件をお持ちなら、大手ならではの強力な全国ネットワークを利用しない手はありません。
すまいValue運営各社には、多くの顧客から購入希望情報が寄せられています。そのため、広告を打たなくても購入希望者を見つけられる可能性が高いです。
なかなか売れなくて悩んでいる方はぜひ利用してみてください。
大手の安心感を重視する人
なんだかんだ言っても、大手は資金力、ネットワーク力、各種データやノウハウが充実しています。
営業マンに当たり外れがあるとはいえ、すまいValue利用者の96.3%が「安心感がある」と回答しているように、一定レベルの質の高さは担保されていると考えてよいでしょう。
また、すまいValue参加企業は、建物・住宅設備の検査保証や、ホームステージング、買取保証など、大手ならではのサポートが充実していることも大きな魅力です。
住み替えをトータルサポートしてもらいたい人
不動産売却でとくに難しいのが住み替えです。
売却のタイミングや資金計画、利用できる税金の特例など、考慮しなければならない要素が多く、非常に神経を使います。
その点、すまいValueに参加している大手であれば、つなぎ融資や税務相談などの買い替えサポートが充実。
また、不動産売却のみならず、新居購入までトータルサポートしてもらえるので、手間がかからず安心です。
参考 住み替えについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
近所に知られずに売却したい人
家を売ろうとしていることを、近所に知られたくないケースもありますよね。
すまいValueなら、その点も考慮して売却活動ができることが公式サイトにも明記されています。
Q. 近所に知られずに売却をすることはできますか?
A. 各社独自のネットワークを生かした情報ルートの活用や不動産買取会社への紹介なども可能です。一括査定お申し込みフォームでのお申し込みの際に、「ご要望・その他連絡事項」欄へご希望をご記入ください。営業担当者が対応いたします。
引用 すまいValue公式サイト
すまいValue運営各社は、大手ならではの独自のネットワークを生かした情報ルートの活用や不動産買取会社への紹介なども可能です。
そのため、人目につきやすい不動産ポータルサイトに掲載することなく売却活動を進められることも少なくありません。
一括査定申し込みの際に、「ご要望・その他連絡事項」欄へ「近所に内緒で売却したい」旨を記入しておくと、営業担当者に適切に対応してもらえるでしょう。
とりあえず査定価格を確認してみたい人
「まだ具体的な売却予定はないが、とりあえず査定価格を確認してみたい」ということもありますよね。
そのような人でも、すまいValueを利用することはできます。実際にサイト内でもこのように記載されています。
Q.すぐに売るつもりではないのですが、査定依頼はできますか?
A.すまいValue運営各社では、将来を考えたご相談なども承っております。具体的な売却時期は決まっていない場合でも、お気軽にご相談ください。
引用 すまいValue公式サイト
なお、電話連絡をしてほしくない人は、申込みの際に「ご要望・その他連絡事項任意」に「電話しないでください」と記入しておきましょう。
営業電話を完全に防げるとは限りませんが、パートナーとして信頼できるかどうかの選定基準にはなるでしょう。
すまいValueの査定依頼の流れ
さて、それでは実際にすまいValueから査定依頼するにはどうしたらよいのでしょうか?
ここからは、具体的な査定申し込みの流れをかんたんに紹介します。
なお、必須ではありませんが、正確な情報を入力するほど査定精度は上がりますので、できれば該当物件の登記簿謄本をあらかじめ取り寄せておくとよいでしょう。
【STEP1】 物件情報を入力
まずは、こちらの問い合せフォームから物件情報を入力して送信します。
入力項目は15件ほどですが、ほとんど選択式の簡単な内容なので速ければ60秒ほどで申し込めますよ。
- 物件種別(マンション、一戸建て、土地などから選択)
- 物件所在地
- 専有面積 ※おおよそで構いません
- 築年数 ※おおよそで構いません
- 間取り ※おおよそで構いません
- 物件の状態(居住中 賃貸中 空室から選択)
- 物件の所有者について(本人所有 家族所有 共有 その他から選択)
- 査定方法(訪問査定、 簡易査定(机上査定)のいずれかを選択)
- お名前
- 年齢(選択)
- メールアドレス
- 電話番号
- 現住所
- ご要望・その他連絡事項
- 査定理由(選択)
なお、査定の精度は情報の多さに比例します。任意項目もできるだけ入力しておきましょう。
【STEP2】 6社に一括で査定依頼
すまいValueからは最大6社に査定依頼できますが、1社から選択が可能です。
相場観をつかむためにも、できるだけ多くの会社に査定依頼することをおすすめします。
【STEP3】 査定結果を確認して依頼する会社を選択
すまいValueから査定申込後、各社から査定結果が届きます。
見積り・提案内容を比較して、希望に合った会社を売却パートナーに選んでください。確認したい点があれば、個別に相談してみるとよいでしょう。
すまいValueおすすめの使い方
最後に、不動産売却の際にすまいValueをどのように使うべきかについて、触れておきたいと思います。
すまいValueは外せないサービス
まず、すまいValueの圧倒的な集客力を利用しない手はありませんので、もし買い手を見つけるのが難しそうな物件でしたら、必ず利用してください。
いっぽう、どんな不動産会社でも売れるような人気物件なら、仲介手数料の値引きが期待できる中小規模の業者に依頼しても問題ありません。
とはいえ、査定価格の相場をつかむためにも、ベンチマークとして大手の査定は受けておくべきでしょう。
すまいValueから一括査定するすまいValue + HOME4U不動産売却がベスト!
前述のように、すまいValueは物件の種類によっては査定できなかったり、対応していない地域もあります。また、営業マンに当たり外れがあることも事実です。
そこで、すまいValueに加えてHOME4U不動産売却も一緒に使うとよいでしょう。
HOME4U不動産売却は、NTTデータが2001年から始めた最古参の一括査定サービスですので、信頼性の高さは抜群です。
全国2,100社もの不動産会社が登録されているので、すまいValueからでは依頼できない準大手から地元密着型の優良企業まで幅広く網羅されています。
首都圏と関西圏の物件ならSRE不動産もオススメ!
大手不動産会社には、囲い込みのリスクがあることは先ほど説明した通りです。
とくに都心の人気物件の場合は、焦って大手の言うがままに売却すると、両手仲介狙いの囲い込みをされてしまうことで、もっと高値で売れる機会を逃してしまうかもしれません。
そのような物件の場合は、SRE不動産(旧ソニー不動産)も、査定先に加えておきましょう。
SRE不動産は、片手仲介の売却エージェント制を採用しており、100%売主の立場だけを考えて交渉を行ってくれますので、高値売却が期待できます。
現在のところ、サービスエリアが東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県に限られていますが、エリア内であれば査定依頼しておくことをオススメします。
SRE不動産(旧ソニー不動産)の公式サイトを見る以上、すまいValueの評判・口コミから分かる5つのデメリットと注意点…でした。