はじめまして、新卒で住友不動産販売に入社し、営業に携わった経験のある渥美誠と申します。現在は、不動産のあらゆる分野で記事の執筆・監修を行っています。
不動産売却は一生に一度あるかないかの出来事なので、不安が尽きませんよね。そのようなお客様と何度もお会いしてきたので、気持ちはよくわかります。
不動産売却時の不安を取り払ってくれるのは『ハッキリと』『力強く』『正確な』アドバイスをしてくれる担当者です。
住友不動産販売の担当者の多くは、この要件を満たしています。実際に利用された方の口コミを見ても、そのような内容は少なくありません。
この記事では、住友不動産販売の社員として勤務した経験、不動産業界に18年間身を置いてきた経験を通して、住友不動産販売の売却査定の裏側まで徹底解説します!
住友不動産販売で無料査定する住友不動産販売を実際に利用した方の口コミ・評判
まずは土地活ナビが独自に集めた利用者の生の声を紹介します。
住友不動産販売に対する良い口コミ
満足度の高い口コミはこちらです。
【非常に心強い言葉を頂けました!】
(50代/女性) 満足度
「お客様がご売却したい金額で売却のお手伝いをさせて頂くのが私たちの仕事です!」というようなお話をされたのは住友不動産販売だけでした。
どの不動産会社も「うちなら〇〇円なら売却できます。」と言いながら、売れにくい金額は扱いづらいというようなニュアンスで話されていました。
そのため、住友不動産販売の対応は非常に心強く感じました。
【査定書がわかりやすく丁寧でした!】
(50代/男性) 満足度
住友不動産販売は名前も知っており大手なので、信頼感と安心感があり査定依頼しました。
最初はネット登録したんですが、迷うこと無くスムーズに依頼内容を伝えることが出来たので、サイトは使いやすかったと思います。
良かった点は、査定書のわかりやすさと丁寧に作られていることです。
悪かった点は、「査定依頼をしてから時間がかかるんだな」と思ったことぐらいです。
【納得できる説明を受けました!】
(50代/男性) 満足度
査定金額は自身が考えていたよりも低いものでしたが、周辺の相場など納得できる説明があり、紳士的に対応頂いたことで専任契約を決めました。
他の不動産会社での査定も検討しましたが、担当者の方の人柄が良く信頼できると感じたため、住友不動産販売に決定しました。
【丁寧かつ迅速に対応いただきました!】
(40代/女性) 満足度
夕方に電話したところ、その日の晩に折り返しの連絡をいただき、翌日に訪問してくださいました。
ちょうど同マンションかつ同タイプの別部屋を販売予定とのことで、その価格を参考に査定をして頂きました。
販売予定の所有者さんは売り急いでいるらしく、「相場よりも1000万円ほどの安い値段で販売予定」とのことで、おそらく公開即日売却になる予想とのことでした。
しかし、その値段も公開対象になるため、通常の価格で販売するとどうしても高価な印象を与えてしまうとはっきりと伝えていただけました。
無理矢理売らせるようなことをせず誠実にご対応いただけて、もし売却する際には改めて住友さんに連絡しようと思っています。
【提案書のような細かい資料で満足できる査定書でした!】
(60代/男性) 満足度
一括査定サイトから依頼しましたが、大手4社の中で一番丁寧な見積もりを提出してくれたのが住友不動産販売でした。
近隣の坪単価の変動や取引価格の事例を基にして、査定価格の根拠が細かく示されていました。
また、査定価格を基準にした乖離率により成約の割合がどの様に変動するかもグラフ化して見ることができ、見積と言うよりも提案書的な内容で、非常に満足感のある資料でした。
【信頼できる担当者で思った金額で売却できました!】
(70代/男性) 満足度
住友不動産販売の当時、主任さんに査定をしてもらい、他社にはないような詳細な査定書を頂きました。
丁寧な物言いの方で信用できたので、専属で売却依頼をしました。
しかし、この主任さんは1年近く不動産を売ってくれませんでしたので、担当者の変更を依頼しました。
変更された担当者はまだ若い方でしたが、値引き交渉もなく、すぐに売ってくれました。
台風のときには、物件の窓が開いていないか、庭にある物干しが倒れないかすぐ見に行ってくれるなどをしてくれ、本当に感謝しています。
【担当者の方が売却に積極的で思ったより高く売れました!】
(40代/女性) 満足度
住友不動産販売のチラシが、ポストに入っているのを見て査定を依頼しました。
私たち夫婦が思っているより高い査定金額を提示されて、本心では本当に売ってくれるのか心配なところがありました。
ただ、ハッキリと売れます、と返事を頂いたため売却の依頼をしました。
半年くらいで本当に売ってもらえたときにはビックリしました。
当時、遊んでくれた息子も「また会いたい」と言っています。
本当にありがとうございました。
【安心してお任せできる会社です】
(50代/女性) 満足度
大阪府の住宅街にある土地を所有していました。更地で駐車場として活用していましたが、近隣の住人の方々の車事情等から利用して頂ける台数も減り、そろそろ売却したほうがと考えていました。
査定してみようとすまいValueという一括査定サイトから依頼したところ4社の不動産会社の営業の方からご連絡いただけました。
最初の不動産会社はやや要領を得ませんでしたが、住友不動産販売は、業者の方が買い取ってくれる販売方法や個人の方に販売する方法など詳しく説明して頂き、査定金額も納得のいく金額でした。
【不安を取り除きしっかりと安心感を与えてくれた】
(女性/30代) 満足度
相続した大阪の土地を売却する際に利用しました。不動産を売却するのは初めてのことだったので、どこにお願いして良いか分からず、すまいValueという一括査定サイトを利用しました。
6社に依頼をし、6社すべての担当者と実際にお会いしました。
中でも住友不動産販売の担当の方は、こちらの不安な気持ちを理解してくれて「売却活動は疲れるものだから、あまり心配しすぎず任せてください」と言ってくださり、心の重荷が少し軽くなると同時に安心感を感じました。
また、査定に関する資料もしっかりと説明してくれ、こちらの質問も親身になって聞いてくれました。気になった点があるとすれば、査定依頼をした複数社の中で一番連絡が遅かったことです。
【安心して任せられます】
(男性/60代) 満足度
都会のマンションをマイホームにして住んでいましたが、年金暮らしを機に生まれ育った田舎に帰ろうと思い、マンションの売却を頼みました。
インターネットで色々調べましたが、住友不動産販売の公式サイトが分かりやすかったです。
業界大手だから大丈夫だろうと思っていましたが、本当に大丈夫でした。
担当者の方が専門知識豊富で、信頼できる人物だったのが良かったです。
それに無事、買い手を見つけてくれました。2500万の家が1400万で売れました。
満足しています。この1400万に退職金を足して、無事田舎の家が買えました。
気になった点は、申し込んでから売れるまで数か月かかったことです。早めに相談、申し込むのをお勧めします。
【信頼の置けるサービス】
(男性/20代) 満足度
顧客の要望や意向をしっかりととらえているところや、機を逃さずに引き合わせてくれたことが希望通りの価格になっていたり、スピーディーな売却につなげて行くことができました。
いつも別れ際に「ありがとうございました」と、こちらの姿が見えなくなるまで深々と頭を下げてくださった姿が仕事に対しての真剣に向き合っているのが印象的です。大きな取引を扱う責任感とプロ意識を感じました。
住友不動産販売の公式サイトから査定してもらったのですが、初回の相談から十分な資料を提示してくれる誠実さ、押しすぎず引きすぎない、ほどよい距離感で的確にアドバイスをくれる姿勢など、社員さんとお会いした時から信頼できると感じていました。
おかげさまで、売却もその後の住み替えも大成功だと感じています。
今回の売却にあたり多少の不安があったため、不動産売買に精通した友人に同席してもらったりもしたのですが、社員さんはその友人に対しても、とても丁寧に対応してくださいました。社員さんに対する信頼感が増した理由の一つです
住友不動産販売に対する辛口の口コミ
満足度の低い口コミは唯一こちらだけでした。
【知識はあるが詰めが甘い!】
(30代/女性) 満足度
来てくださった方は若めの男性の方でとてもハキハキと話されていました。
この地域の資産価値とか、マンションを売るときのこととか質問したことをちゃんと的確に答えてくださっている印象でした。
しっかりした方だったので、住友不動産のお客様限定でマンションの売却について依頼しました。
そのときに、Webでは検索しても出てこないようにして欲しいと言ったのですが、しばらくして確認したところ売却情報が表示されて驚きました。
信頼していただけになぜそんなミスをしてしまったのかがわかりませんし、この一件で不信感ばかりが募るようになりました。
担当者の方はとても良い方だったので残念で仕方ありません。
住友不動産販売に査定依頼することのメリットとデメリット
口コミからは、住友不動産販売は『ハッキリと』『力強く』『正確な』アドバイスを行うことを徹底していることがうかがえます。背景には、歴史が長くノウハウが蓄積された大手企業らしく、正確な情報を提供することに対する揺るぎない自信があるのでしょう。
しかし、人によっては力強い面が強調され過ぎて「少し強引かな」と思う人もいるようです。
これらの口コミと不動産業界での私自身の経験を総合した上で、住友不動産販売のメリットとデメリットを簡単にまとめると以下の通りです。
住友不動産販売のメリット
- 査定などの説明が丁寧
- 査定にすぐ来訪しスピーディ
- はっきり伝えてくれる
- デメリットを伝えてくれる
住友不動産販売のデメリット
- 高圧的な担当者がいる
- 仲介手数料を値引きしてくれない
- 連絡が途絶えることがある
- チラシの量が多くてうんざりする
住友不動産販売の特徴
住友不動産販売の特徴は、住友不動産の実績を活用しているところと、口コミでも見られるように強気な営業です。
この特徴について、もう少し詳しく説明します。
マンツーマン営業体制
住友不動産販売は、営業が査定から不動産の引き渡しまで一貫して担当する制度を取っています。
広告戦略から購入検討客へ提案、不動産売買契約、不動産の引き渡し、アフターフォローまで1人で行います。
これは、営業として戦略、提案能力に長け、不動産売買契約書作成者として不動産の調査、法律を熟知していないとできないことです。
住友不動産販売は、不動産の専門知識や様々なステップアップのタイミングで実施される階層別研修、自己成長の機会を提供する通信教育制度・資格取得奨励金制度、先輩社員によるメンター制度により社員の力を底上げしています。
強気な営業
住友不動産販売は、強気な営業が特徴と言われます。なぜ、住友不動産販売は強気な営業スタイルが確立されていったのでしょうか?
さまざまな理由があると思いますが、私が考える理由を1つ紹介します。
住友財閥としての歴史
戦後の財閥解体により、1から出直しとなった各財閥でしたが、三井財閥は三井11家の出資で三井不動産を東京・日本橋を本拠地として企業として活動を開始し、三菱財閥は東京・丸の内で広大な土地を入手し、丸の内の土地を活用し拡大していきました。
一方、資産の大半が住友銀行と住友商事に引き継がれた住友不動産は、わずかに3件の不動産から企業活動を開始しました。
しかもそれらは、京都や神戸の不動産で、東京の1等地である日本橋を拠点とする三井不動産と、東京・丸の内に広大な土地を持つ三菱地所とは大きな差がありました。
歴史から培われた精神
そのような状況のなか、三井不動産や三菱地所との資産の差を埋めるため、住友不動産は各社に追いつけ追い越せの精神で営業をし、この精神が強気の営業スタイルとして残っているのではないかと考えられます。
強気な営業のもたらす効果
営業が強引というのは、良さと悪さが表裏一体となっている特徴と言えます。
「ちょっと押しが強くて自分とは合わない」と感じる人もいれば、不動産売却という一大事を進めていくときに、「力強く背中を押してもらえた」と感じる人もいるからです。
不動産売買のサポートサービス「ステップエスコート」とは?
住友不動産販売は、不動産を売却する方を支援するため、ステップエスコートというサービスを行っています。
このステップエスコートのサービスの種類や内容を紹介します。
建物保証サービス
不動産の引き渡しから2年間、雨漏りやシロアリの被害、建物の主要部分の腐食などが発見された場合に、住友不動産販売が保証してくれるサービスです。
最高で500万円まで保証してくれますが、売買成立時の仲介手数料を保証の基準としていますので、500万円まで保証されないケースがあります。
また、保証する不動産は築30年以内の一戸建ておよびマンションだけなど、その他にも保証引き受け条件があります。
設備修理
売主の責任である7日の設備保証が終了したのち、2年以内に起きた設備の不具合に対し修理した金額の一部を住友不動産販売が補填するサービスです。
補填する金額は、設備と製造年の違いにより違いがあります。
- 製造から10年以内:一律110,000円を補填。
- 製造から10年超 :22,000円〜66,000円を補填。
サービス利用条件は、築30年以内の一戸建てかマンション、売買契約時に設置されていた設備で不具合なしとされていた物が故障した場合などの条件があります。
住まいの健康チェック
検査費用無料で住まいの健康チェック(ホームインスペクション)を受けることができます。
雨漏りや、給排水管の故障、建物の主要な部分の腐食があるのか確認し、売却活動スタートから購入検討者へ建物の安全性の高さを提示できます。
また、売買契約後に不具合が見つかったりするとトラブルになりますが、事前に分かっていればトラブルを防げます。
このサービスを利用するためには、住友不動産販売の査定が1,000万円以上であること、建物面積が500㎡以下で築30年以内の一戸建てなどの条件があります。
空き家巡回
空き家の所有者が、月額税込11,000円以上を支払うことで受けられるサービスです。
住友不動産販売の提携警備会社が、月に1度、室内の空気の入れ替えや水栓の開放によるサビや異臭の防止、郵便物の回収・転送・処分、侵入があった場合の駆けつけなどを行ってくれます。
ステップオークション
通常通りの販売活動に加え、オークションを行うサービスです。
住友不動産販売のステップオークション専門部署が担当し、全国の不動産業者、約6,500社(2021年11月現在)に資料を送付しオークション形式で購入を検討してもらいます。
オークション形式なので買いたたかれるケースは少なくなり、買い手がつきづらい不動産の所有者にはメリットが多いシステムです。
住友不動産販売の会社情報
住友不動産販売は、単一企業として不動産売買の仲介実績No.1の会社です。
住友不動産販売は2021年3月期のデータによると
- 不動産売買仲介件数:35,122件
- 不動産仲介収益:624億円
- 仲介取扱高:12,410億円
という各種数字を達成しており、店舗数200以上を誇る全国屈指の不動産仲介企業であると言えます。
住友不動産販売の会社概要
商号 | 住友不動産販売株式会社(Sumitomo Real Estate Sales Co., Ltd.) |
本店所在地 | 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号 |
設立 | 1975年3月1日 |
対応エリア | 全国(一部地域除く) |
出典 住友不動産販売 会社概要
査定依頼前の準備と査定から売却、引き渡しまでの流れ
査定はそれ以降の不動産売却の流れを決めていく大切な作業です。
査定前の準備を怠ると、査定に来た不動産会社の担当者のペースに流されてしまう可能性があります。
不動産会社の担当者が、正しいことを話しているのか見極めるための準備をしっかりやっておくことが肝心!
したがって、「査定依頼前の準備」と「査定→売却→引き渡しまでの流れ」というように、2つのパートに分けて説明します。
査定前までに準備すること
査定前までに確認しておくこと、書類を用意しておくことなどの準備のチェック項目は以下の通りです。
- 売却する不動産の近隣相場を情報サイトなどで確認
- 売却する不動産を購入したときの資料一式を揃える
- 建物がある場合には不具合や汚れ、傷を確認
- 更地や戸建の場合は隣地との境界があるか確認
- 売却した後、手元にいくら残したいか明確にする
- 売却する不動産のプラス面とマイナス面を明確に伝えられるようにする
このような段取りを取っておけば、担当者から急な質問をされても返答がしやすいですし、担当者の言葉にも流されにくくなります。
査定から売却、引き渡しまでの流れ
ここからは査定から売却、引き渡しまでの大まかな流れを解説します。
媒介契約締結
不動産売却活動開始
購入検討者の見学
売買契約
物件の引き渡し
不動産売却はこのような流れで進みます。
住友不動産販売の売却査定まとめ
住友不動産不動産販売の強みを一言で言うと、『営業力の質の高さ』です。
最近は、販売担当、契約担当、引き渡し担当というような分業体制を敷いている不動産仲介業者も少なくありません。これは、裏を返すと「不動産仲介の一連の流れを営業マン1人で行うことができない会社」と言っているようなものです。
私は、住友不動産販売のみならず、他の大手不動産仲介会社、準大手不動産仲介会社にも勤めてきました。
振り返って各社の営業力を比べてみると、やはり住友不動産販売の営業力がもっとも高かったと思います。
これは、住友不動産販売の社風が培った強気の営業の賜物ではないでしょうか。やる気のある社員は伸びる、やる気のある管理職は部下の育成を真剣に行う。
私が、住友不動産販売の売却査定をおすすめする理由はここにあります。
以上、住友不動産販売の評判・口コミは?元社員が売却査定のリアルを徹底解説…でした。
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