「これからはテレワークの機会が多くなるよね…」
「注文住宅の間取りはテレワークができる設計にしないと!」
新型コロナの蔓延をキッカケに、新しい働き方としてテレワークが普及していくのは間違いないでしょう。
ところが、今までの住宅はテレワークを前提とした間取りにはなっていません。オンオフの切り替えが難しく、仕事に集中しづらかったりします。
実際に突然のテレワークで困った方は多いのではないでしょうか?私も在宅勤務を始めた当初は、なにかと戸惑うことが少なくありませんでした。しかし、これからの注文住宅にはテレワークを前提とした間取り設計が必要になってきます。
そこで今回は、豊富な事例と共にテレワークに対応した注文住宅の間取りプランを紹介していきます。
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コロナの影響によって、テレワークは一気に普及しました。2019年11月に17%だったテレワーク実施率は、2020年4月には30ポイントも増加し47%となっています。
引用元 「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査(株式会社リクルート住まいカンパニー調べ)
さらに、今後もテレワークを継続したい人の割合は全体で84%もあります。
引用元 「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査(株式会社リクルート住まいカンパニー調べ)
多様な働き方が浸透していくにしたがって、自宅でのテレワークが今後ますます普及していくことでしょう。いずれ自宅で働くことが当たり前になり、注文住宅の間取りにおいても働きやすい空間づくりは必要不可欠なものになるはずです。
テレワークに対する不満と課題
しかし、コロナの影響から急にテレワークに移行せざるをえなかった方の多くは、在宅勤務に必要な環境が整っておらず、多くの不満を感じることになりました。具体的にはこのような不満が見られます。
引用元 「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査(株式会社リクルート住まいカンパニー調べ)
テレワークに対する不満の中でとくに間取りに関する内容をピックアップすると、以下のとおりです。
- オンオフの切り替えがしづらい(35%)
- 仕事専用スペースがない(33%)
- 仕事の資料、PCなどの置き場、収納スペースがない(20%)
- 1人で集中するスペースがない(15%)
- 仕事に適した共用部(ワークスペース)が充実していない(14%)
- 遮音性が低い(13%)
- TV会議可能な環境(部屋・スペース)がない(9%)
- 子どもを見つつ仕事可能な環境(部屋・スペース)がない(8%)
- 仕事関係の来客との打ち合わせスペースがない(5%)
これらの不満から導き出せる家づくりの課題としては、
- 仕事に集中できる間取り設計
- 仕事に必要なモノを設置できるスペースの確保
- TV会議ができる環境づくり
- 遮音性の確保
といったものが挙げられます。さらに、6歳以下の子どもがいる場合は、「子どもを見ながら仕事ができる環境づくり」も考慮する必要があるでしょう。
実際にテレワークを実施している場所
コロナの影響以降、実際にテレワークを実施している場所はどこなのでしょうか?
その調査結果がこちらです。
引用元 「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査(株式会社リクルート住まいカンパニー調べ)
ご覧の通り、リビングダイニング(ダイニングテーブル)で実施するテレワーカーが、全体の55%ともっとも多いという結果が出ています。
これは、子どもを見ながら仕事をするにはよいかもしれません。しかし、仕事に集中できる環境としては向いていないケースも少なくないでしょう。
6歳以下の子どものいる家庭ではあえてリビングダイニング(ダイニングテーブル)でテレワークをしているかもしれませんが、それ以外の家庭では「書斎がなくて仕方なく」というケースも多そうです。
なお、2位から5位までは、下記の通り自宅のスペースがテレワークの場所になっているようです。
- 2位 専用ルーム(書斎等)(16%)
- 3位 リビングダイニング(仕事専用デスク/専用スペース)(15%)
- 4位 寝室/ベッドルーム(14%)
- 5位 その他の自宅の部屋(14%)
テレワーク対応注文住宅4つの間取りプラン
子どもの年齢や仕事のスタイルによって、テレワークに最適な間取りプランは異なりますが、大きく4つのタイプに分けられます。
- クローズドな完全個室の書斎タイプ
- ベッドルーム併設タイプ
- セミオープンな半個室の書斎タイプ
- オープンなリビング・ダイニング併設タイプ
それぞれについて詳しく説明していきます。
クローズドな完全個室の書斎タイプ
仕事用の書斎を一部屋設けて、生活空間と仕事空間を完全に切り分けます。独立した個室なので、テレワークはもちろん個人的な趣味にも集中できます。
- 仕事に集中して効率よく仕事をしたい
- オンオフの切り替えをハッキリさせたい
- TV会議の機会が多く、生活音を遮断したい
ベッドルーム併設タイプ
ベッドルーム内の壁に囲まれた一角、もしくは壁一面にデスクを設置して、書斎コーナーを作ります。スペースが限られていても書斎を持つことができます。
- 部屋数を増やさず仕事に集中できる環境がほしい
- 部屋の一角にワークスペースがあれば仕事ができる
- 子どもを見ながらでなくても仕事はできる
セミオープンな半個室の書斎タイプ
ロフトや階段ホール、スキップフロアの一角に半個室の書斎を設けます。仕切られていない空間なので、家事をしたり子どもの様子を見ながら仕事ができます。
- 家族の気配を感じながら仕事をしたい
- 仕事以外にも趣味や家事など多目的に使いたい
- 音の遮断性などはあまり気にしない
オープンなリビング・ダイニング併設タイプ
リビング・ダイニングに面した位置にオープンなワークスペースを構えます。家事をしながら、または家族とコミュニケーションを取りながら仕事をするスタイルに適しています。
- 未就学児の子どもを常に見守りながら仕事をしたい
- 家事の導線内にワークスペースを設けたい
- 生活音が入る環境でも特に問題はない
注文住宅の間取り設計はテレワーク対応を忘れずに!
仕事のスタイルや子どもの年齢などによって、最適なテレワークの間取り設計は違ってきます。まずは、あなたにとって最適なテレワークの間取りプランを考えてみましょう。
注文住宅を検討する際には、住宅メーカーともよく相談した上で間取りプランを作成してください。
なお、注文住宅の一括資料請求サイトのひとつ『タウンライフ家づくり』では、カタログだけでなく、あなたの土地の立地条件や家づくりの希望に応じたオリジナルの間取りプランを請求することができます。
資料請求の際には、できるだけ具体的にテレワークの間取りへの要望を伝えるようにしてください。その上で、住宅メーカー各社から送られてくる間取りプランを比較検討するとよいでしょう。
【無料】タウンライフ家づくりから一括資料請求してみる以上、注文住宅をテレワーク対応にするなら検討するべき4つの間取りプラン…でした。